ソマティックヒーリングとは
Somatic Healing(ソマティック・ヒーリング)
ソマティックとは訳すと体細胞のこと、体細胞療法と日本語では表現されています。
これはアメリカのDavid Quigley氏が開発したテクニックで
病や不調を抱える部位の体細胞を癒すことで身体症状を改善していく手法です。
では、体細胞を癒すって…どんなことでしょう?
私たちの潜在意識の中にはさまざまな記憶が存在しています。
その記憶が今を生きにくく感じさせたり、
今を苦しいものにする原因となっていることは
潜在意識と顕在意識、ヒプノセラピーのページでも書きました。
潜在意識に潜むさまざまな記憶は、心に影響を及ぼすだけでなく
身体症状として、身体の不調や病気となって現れることもあります。
がん、喘息、偏頭痛、アレルギー、免疫機構に関する病気などの原因のひとつに、
心理的な要因があると言われていることはご存じかと思います。
心理的要因が原因というと、
『現在』感じている、感じ続けているストレスなどの 『何か』を
思い浮かべられるかもしれませんが…
『遠い過去』の経験で抱えた記憶や感情である、トラウマも心理的要因のひとつで
それをたとえ今、記憶として思い出せないとしても
それらは、今、現在の身体に、実は影響を及ぼしています。
また、過去の経験で抱えた心の傷、傷つかないために自ら設けた自分への制約、
自分をよく受け入れてもらうために刻み込んでしまった、他人からの制約や観念、
周囲からのプレッシャー、自ら自分にかけたプレッシャーなどによって、
本当の自分を抑圧し続けてきたために、
その抑圧から解放され休息する手段の 唯一の方法として、
自ら病気を作り上げてしまうことさえ、実はあるのです。
ところが私たちは、このことに気づいていません。
もっとも、『自ら病気になることを無意識に選択していることもある』
ということも 信じられないことかもしれませんね。
でも、「ストレスが身体に影響する」ということは
あなたも当たり前のことと思っているのではないでしょうか?
では、自ら病を抱えてしまった原因は?いったいどこにあるでしょうか?
その原因に気づき癒していくことで、もう病は必要なくなるのではないでしょうか?
ソマティックヒーリングでは
『身体の状態は、すべてその人に対するメッセージである』という仮説にもとづいて、
潜在意識に存在している、『自ら抱えてしまった病に関するメッセージ』を探り、
『身体と心が、何を必要としているか』に気づき進めていく癒しの手法です。
私たちの潜在意識は思考や行動のもとになっています。
病は潜在意識が無意識に作りあげてしまったものと考えるなら
潜在意識に抱えた問題を癒すことで意識と行動が変わってゆけば、
もう病気は必要でなくなり、身体は本来の状態に戻っていくでしょう。
心と身体はお互いに作用しているので
不調を抱える身体部分は、どうして病の状態になったのか?
どの様にしたら自分の病気の場所を治せるか? を知っているはずなのです。
疾病の原因となる心理的要因を探り、それに気づく事が出来るのは
あなた以外にはいないのです。
自分を癒す力は、必ず自分の中にあります。
ソマティック・ヒーリングではその内在する潜在意識の力を引き出して
ご自分で病を癒していかれるためのお手伝いをしていきます。
心(潜在意識)と身体の両面から根本要因にアプローチすることで、
心身共に健康状態に戻るという考え方に基づいたセラピープログラムです。
ソマティックヒーリングの流れ
どんな病気 どんな症状 どんな状態か?
それに伴う痛みや違和感はあるか?
それは10段階にするとどのレベルか?
この病が治ったら、どう生きたいか? 何をしたいか?
健康で、幸せで、行動的で、望みどおりの人生を送っている姿はどんなか?
まずはカウンセリングにてお聞きします。
Ⅰ 身体の不調に向き合う対話法 …原因を探り出していきます
1 視覚化
催眠状態である、潜在意識優位の状態になっていただき、
健康で、幸せで、行動的で、望みどおりの人生を送っている
病気治癒後のセルフイメージをしていきます。
そのセルフイメージが何の問題もなく出来ているか?
いかに自分を楽な状態へ解放できているか?を探ることで
無意識下に原因が潜んでいないか?を確認していきます。
2 対話法
問題のある身体部位や器官を「部屋」や「人」とみなして対話したり、
病気を必要としているもうひとりのあなたと対話することで、
その病気が、今のあなたにどのように役立っているのか?
あなたにとっての病気の意味を探っていきます。
また病気が最初に身体に入り込んだ時まで(発覚する以前まで)退行したり、
病気を生み出したもうひとりのあなた(分身)と対話をすることで、
病に変わる手立てを探しだして、病気を手放す決意をしていきます。
《みなし療法》
患部や病気そのものを、部屋や人に見立てて、
病のきっかけとなった
対人関係はないか?
感情はないか?
金銭問題はないか?
原因となる思い出はないか?
あなたを守るために病気がどんなふうに役立てているのか?
病気以外に、何か手立てはないか? など
問題を持っている自分の本質を見る事で病の原因に気づき癒していきます
《副人格療法》
病気を必要としているもうひとりのあなたである分身と対話することで
病気に代わる方法で必要を満たす方法を探し出していきます。
《退行療法》
病気が、いちばん最初に身体に入り込んだ時まで退行することで
病の原因となった感覚や違和感を抱えた原因を探っていきます。
また、最近感じたイヤな感情や違和感を作り出した出来事あれば
その感情を最初に感じた昔の出来事へと退行し病気との関連を探ります。
《前世療法/胎児期退行療法》
あなたが決めてきた人生の目的と、病気がどのように関わっているのか?
受胎前からの約束事がないかどうか?
病を持つことで自分が自分に与えた課題(カルマ)を探ります。
先天的障害の場合は、病をすでに抱えた状態で生まれてきているので
もしかしたら、崇高な何かがあるかもしれません。
3 アンカリング
患部に癒しの感覚を広げ病の原因を癒すことによって、幸せや達成感を感じ、
いつでも自分自身を癒すことができるように条件づけしていきます。
Ⅱ 身体エネルギーの調節
私たちは宇宙や地球からエネルギーをもらって生きています。
というと、なんだか信じられないと思われるかもしれませんが
太陽のエネルギーなしでは、地球の自転公転なしでは、空気がなければ
このように考えると、なるほど!と納得いただけますね。
病を抱えている人はエネルギーが不足しています。
宇宙からのエネルギーと地球からのエネルギーをイメージすることで取り入れ
既存のエネルギーを活性化させつつ、新しいエネルギーで満たしていきます。
Ⅲ 潜在意識下の身体運動
ヒプノティックムーブメント、催眠運動とも言います。
潜在意識下における身体の自動的な運動です。
この催眠運動は病や外傷の後遺症などに対し、
『身体はどのようにしたら自分自身の身体を治せるかを本能で知っている』
という考え方に基づいた方法です。
身体を動かしたり、声を出すなど、 身体が本来持っている自然の動きを信じ
無意識に(本能で)動くことによってエネルギーの流れを改善し、
細胞の持っている本来の働きを回復させていきます。
自分ひとりでも、自己催眠の中で自分の体細胞を感じる感覚をつかめるので
自宅で継続的に実施することができるようになり、
本来の心身の働きを取り戻していく手助けとなるでしょう。
Ⅳ カラーヒーリング
病気や痛みや外傷の部位は、それ特有の色や形を持っていることに気づき
エネルギーに溢れた、新しい色や形に入れ替えていきます。
色や形の感覚をつかめるようになるので、自己催眠状態にて継続的に実施することで
本来の心身の働きを取り戻していく手助けとなるでしょう。
Ⅴ インナーヒーラー/インナードクター
内なるヒーラーと出会い、存在を感じてアドバイスを受けとります。
インナーヒーラーである「内なる医師」インナードクターに、
病気の原因、病気の意味、食事・運動・休息・ライフスタイルなど
病を改善するためのアドバイスを受けとります。
アドバイスに沿って生活を改善していくことは
本来の心身の働きを積極的に取り戻していくことに繋げていきます。
Ⅵ インナーヒーラーが施すスピリチュアルサージェリー
ヒーラーによるスピリチュアルな手術、つまりイメージによる手術のことです。
インナーヒーラーは、あなたの病気を治すための完全な方法を知っています。
病気や怪我などを特定し、体外に排泄させます。
感情の塊、心のシコリがあれば一緒に排出されることもあります。
イメージの中ですから苦痛もなく、気持ちの良い状態で受けることが出来ます。
イメージの手術ですが、
私たちはイメージの体験も 実際の体験と同じように身体は捉えるので
本来の心身の働きを積極的に取り戻していくことに繋がると考えられます。
医療行為や代替医療行為ではありません
ソマティックヒーリングは、
あくまでも、適切な医療と連携を取りながら行うものであり、
決して通常の医療に代わるものではありません。
常に出来るだけ医療の管理下に行うべきとディビット氏は述べています。
現在、将来も含め、必要な医療はお続けいただきながら
医療効果を高めるためのサポートとして、
心身の緩和や自己治癒力を高めるためのひとつの方法として、
ソマティックヒーリングをお受けいただく事をお約束ください。