トラウマとは
トラウマとは心にできてしまった傷
トラウマは自分を足止めしてしまう
どうして私たちはトラウマを抱えてしまうのでしょうか？
幼い頃の私たちの行動範囲と関わる人を思い浮かべて下さい。
赤ちゃんの時はほとんどが自分の家の中、関わる人は、自分の家族
そして成長して、保育園や幼稚園、小学校、先生たちくらいですね。
幼い頃の人間関係は家庭内がほとんど
お父さんやお母さんとの関わりが、ほとんどの時間を占めますね。
本当に小さな世界で暮らしているのです。
そして、自分にとって初めての体験が、この小さな世界で繰り広げられます。
幼い私たちは、その小さな世界で言われたことを全て真っ直ぐに受け取って
幼いなりにも、その時の価値観で判断して認識し、
感覚や感情として潜在意識に記憶していくのです。
私たちは、幼い頃、その狭く小さな世界の中で
どんな暮らしをしてきたのか？
何を言われて育ってきたのか？
何を見て成長してきたのか？
これらが、今の自分に大きく影響しているのです。
例えば、お母さんが子供に対して
「あんたなんて産まなければ良かった」と言ってしまったとしたら…
お母さんは忙しさでイライラしていて、
本心では全くそう思っていないのについ言ってしまったとしても
幼い子供は真っ直ぐそのまま受け止めて
「そうか、私はお母さんにいらないって思われているんだ」
「そうか、私は生まれてこない方が良かったんだ」
「そうか、お母さんは私の事が嫌いなんだ」
そう心（潜在意識）に刻んでしまうのです。
愛されていない、不要な人間なんだと埋め込んでしまうのです。
また、幼い子供が一生懸命に何かを作ろうとしても、うまくいかない時
大人たちが子供に対して
「どうせできないよ」
「あなたには無理よ」と言ってしまったとしたら…
幼い子供は
「そうか、頑張ったって無理なんだ、できないんだ」
「自分にはできないんだ」
そう、潜在意識に記憶してしまうのです。
幼い私たちにとっては、全てが初めての経験で
何が正しいのか判断ができず、言われたままを受け取ってしまいます。
見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと、どんなこともすべて
顕在意識でとらえたことは、全て分け隔てなく受け入れて
その時の価値観とイメージで、そのまま潜在意識の中に記憶していきます。
さて、大人の私たちの顕在意識と潜在意識は
１枚のフィルターのようなもので仕切られています。
だいたい、８～９歳くらいでフィルターができると言われています。
フィルターは顕在意識が受けとった情報、外的な刺激が
簡単に潜在意識に入り込まないようにブロックしてくれるものです。
このフィルターができると、
「どうせあなたにはできないわよ」と言われたとしても
「やってみなければわからないでしょ！」
「お母さんにはできなくても、私には出来るかもしれないでしょ」というように
外から入ってくる、不必要な情報をはねのけられるようになります。
フィルターができたことで、情報を選別して潜在意識に記憶できるようになるのですが
このフィルターができたことで、それまでに入ってしまった、間違った情報や
間違ってとらえてしまっていた情報が、外に出て行けなくなってしまいます。
そしてこれが、トラウマ（心の傷）として潜在意識の中に何十年も残っていきます。
３０歳になっても、７０歳になっても…
そのトラウマ(心の傷）はそのまま残り、潜在意識の中に存在し続けます。
そして、ふとした時に、無意識に、そのトラウマは顔を出すのです。
とあることが、頭の理解（顕在意識）では、何でもない出来事なのに
なぜか心が苦しくなって、さらには身体反応まで起こしてしまいます。
また、このフィルターは大人になっても外れてしまうことがあります。
大きなショックを受けたときなど、強い感情をともなった経験をすると
このフィルターが外れて顕在意識と潜在意識がつながった状態になってしまいます。
ストレートにその状況・感覚・感情が、潜在意識に記憶されてしまいます。
その後、フィルターはもとどおりになるのですが、
潜在意識に記憶されたまま外に出て行くことができなくなって
幼児期のトラウマと同じく、残っていきます。
トラウマからの解放
年齢退行療法ヒプノセラピーでは
催眠状態になることで、トラウマの原因となっている記憶や意識と繋がり
過去の記憶やイメージを想起し、過去の出来事を追体験し、振り返っていきます。
このプロセスを通して現在抱えている問題（トラウマ）の原因を突きとめて
軽減や解消につなげていきます。
フィルターで守られた潜在意識に記憶されてしまったトラウマから解放するためには
そのフィルターを開いてあげる必要があります。
そして、フィルターの下にある潜在意識が記憶した情報を整理していきます。
催眠状態になることで、このフィルターをＯＰＥＮにして（外して）
顕在意識と潜在意識をひとつにつながった状態にすることによって
潜在意識に刻まれたトラウマとなっている情報を見つけていきます。
その情報は、果たして本当だったのか？正しい判断で記憶されているのか？
真実はどうであったのか？など、ひとつひとつ確認していきます。
過去の体験を追体験することで
間違って刻まれた情報（記憶）を正しい情報へと修正していきます。
年齢退行療法ヒプノセラピー １８０分 １８，０００円
私たちは生まれたときからの全ての情報を記憶しています。
良いことも、悪いことも、今思い出せなくても全て。
また、大きなショックを受けたり
強い感情と共に起きた出来事は潜在意識に深く刷り込まれてしまいます。
そしてこれらはトラウマとなって生涯影響を及ぼしてきます。
今、その傷を認識できていなくても、その影響はあらわれてきます。
インナーチャイルドとは自分の中にあるピュアな自分、純粋な本来の自分自身です。
抱えている問題のきっかけとなった幼児期に戻り
傷ついたままになっているインナーチャイルドを癒す事で、傷ついた心を癒し
トラウマを手放し、新たな気づきとともに未来へ進みましょう。
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